COEカッピング

 4~6月頃はコーヒー生産国の国際品評会、オークションシーズンです。この時期生産国各国では国際品評会が行われ、その年に生産されたものが生産国ごとに非常に厳しい審査を経て、最高のコーヒーとして称されたものに与えられるのがCOE(Cup Of Excellence)の称号です。そして、審査結果と共に消費国各国にサンプルが送られ、インターネットオークションを通して最高値の落札者に販売されます。
 そのサンプルを取りまとめて毎年カッピングを行ってくださっているのが、コーヒー生豆専門商社のワタル株式会社さんです。COE入賞ロットを買う買わないにしろ、サンプルカッピングを通してその年々の各国の出来具合、傾向が解るため、店主は毎年このカッピングに必ず参加するということで、私も勉強になるからと付いて行かせていただきました。5月はエルサルバドルとニカラグアで、初めてこのカッピング会に参加させていただいた私にとっては、オークションが行われる前にCOE1位〜ナショナルウィナーまで全てをカッピングできることが贅沢の極みでした。ナショナルウィナーから上位へ上がっていくにつれて、よりクリーンで洗練されていき、光る個性や特徴がより強くなっていくのを感じました。また、農園、農園主、エリア以外の品種や精製方法などの情報がない状態でのカッピングだったので、その辺りを自分で予想したりしながらフレーバーを考えていくのも、またとても楽しかったです。カッピング後に自分が気に入ったロットに挙手をしていく(何回でもOK)というまとめが印象的で(笑)、必ずしも1位の投票数が多いわけではなく、これは人の好みで変わってきますし、全体としてのレベルが高いものに甲乙つけるのはやはり難しいと感じました。どれも素晴らしかったです!(笑)今月もまだまだ毎週カッピングが続きますので、とても楽しみです。私のここ最近の楽しみの一つであるのです。

 ワタルさんの入り口に植えてあったコーヒーノキ。写真は上部のみなので切れていますが、とても背が高く、ご覧の通りとても綺麗な熟した赤い実がなっています。


 一方で、こちらは実はうちの子です。苗をもらい、育て始めて1年半ほど。葉だけがぐんぐん伸びて、未だ一度も実も花もつけず。これからでしょうか。とりあえず、最近少し窮屈そうな鉢のお引越しをしてあげなくちゃでしょうかね。ワタルさんで見たあの真っ赤な綺麗な実を信じて、うちの子も大事に育てていきたいと思います。そしていつかこの子から収穫した豆を焙煎して飲んでみたいなんて密かな夢を抱いております。もしコーヒーノキの育て方についてのアドバイスなんかがありましたら、どしどし募集しております☕️



コメント

このブログの人気の投稿

気分は新学期

久しぶりに野点てきました。

焙煎LIVEが定期配信に!